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トランス脂肪酸

トランス脂肪酸と呼ばれる油脂成分について、ニューヨーク市は2006年11月5日、ニューヨーク市保健委員会の要請をうけて、市内の約2万軒のレストランやファストフード店での使用を原則的に禁止することを決めたそうです。

トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニング、一部の調理油などの加工油脂に含まれ、菓子やドーナツ、フライドポテトなど多くの食品で使われています。それ以外に、牛などの反芻動物の肉や脂肪中などにも含まれる脂肪酸の一種です。

トランス脂肪酸の作用としては、悪玉コレステロールといわれているLDLコレステロール(肝臓から体内の各部へコレステロールを運ぶ物質)を増加させ、善玉コレステロールといわれているHDLコレステロール(体内の各部から肝臓へコレステロールを運ぶ物質)を減少させる働きがあるといわれています。

トランス脂肪酸の一人当たりの摂取量は、米国では20歳以上の大人で、一日当たり平均約5.8gとなっており、日本では一日当たり平均1.6gとなっているようです。

日本の油脂製造業においては、特殊な用途の油脂を除いて、一般的には、出来るだけトランス脂肪酸が生成されないように製造されているようです。

特に、マーガリン類及びショートニングについては、未硬化植物油に軽度に硬化した油脂を配合して融点の低い油脂類が製造され、トランス脂肪酸の割合は米国産のものより低いとされています。

また、諸外国と比較して日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ない食生活からみて、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えられているようです。


米国では、ファストフードなどの揚げ物、炒め物を作るときに、コストや食感などの理由から硬化油というトランス脂肪酸を多く含む油を料理に使っている場合が多く、コストの面から硬化油のみでマーガリンやショートニングを製造されているようです。

トランス脂肪酸を大量に摂取すると動脈硬化などによる心臓疾患のリスクが高まるとされ、デンマークなど一部の国では規制がなされているが、米国では規制されておらず、
使用の規制求める声が強まっていたようです。

米食品医薬品局(FDA)は今年1月から食品中の含有量を表示するよう義務付けていました。

ニューヨーク市の決定は最も厳しい措置で、外食店は2008年7月までに人工のトランス脂肪酸を含む食品の提供をやめなければならないそうです。

大手外食産業は代替油への切り替えを急いでいるが、コストの面からも完全な駆逐は難しいとみられ、混乱も予想されているようです。

トランス脂肪酸が、体に悪いとわかっているのでしたら、日本でも使用を早く規制してもらいたいと思いますが、牛にもトランス脂肪酸が含まれているのは問題ですね。

私は血が滴るようなレアステーキが、歳に合わず好物のひとつですので困ってしまいます。これからは、霜降り肉よりも脂肪の少ないテンダーなどの肉が好まれるようになるのでしょうか。

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徒然なるままに、翁覚書
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